キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第9回:「不要不急の外出」を避けるなら映画を見よ!再び映画をテキトーに紹介

昨日はコロナ疲れのうっぷんを晴らす為に、子供の頃の思い出なんかを含めて勝手気ままに語りました。少しはスッキリしたと思ったのですが…朝のニュースで「コ・ロ・ナ」のワードを聞くだけでテンション下がりました。畜生。精神的な安定を求めるため再び語ります。

 

ヒューマンドラマ

そういえば、こういうピリピリした雰囲気を吹っ飛ばすのに良い作品がありました。それが、

2011年公開『メタルヘッド

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「最低な人生にファ〇〇・ユー!」

レンタルDVD店で、映画を漁っていた時に発見したこのキャッチコピーに一目惚れしました。

内容は事故で母親を失い立ち直ることの出来ない少年とその父親。そんな彼らの前に、基本上裸でメタル音楽ばっか聴いてる男、ヘッシャーが現れる。ヘッシャーの野蛮な行動が、彼らの人生を再生していくことになるとった物語。

12、3歳ぐらいの少年に平気で下ネタを言うし、他人の家のプールを破壊したり、とにかくやることが過激なヘッシャーさん。こういうのは好き嫌いが分かれるタイプの作品だと思いますが、個人的には痛快でした。ラストの「片方の金〇が取れた」話は、お下品ながらちょっと目頭が熱くなります。

このヘッシャーさんを演じたのは『インセプション』や『500日のサマー』などのジョセフ・ゴードン=レヴィット。しかも、ナタリー・ポートマンも出てます。意外なメンツが揃っているのもポイントです。

 

ラブストーリー

この手のジャンルは男の子にとっては敷居が高い印象。だから子供の頃に見た記憶がほとんどありません。1997年公開の『タイタニック』ぐらいか…。でも、ちゃんと見たのはもう少し大人になってからだったような気もします。そんな中で、多分初めてしっかり見たのがこのシリーズ。

『トワイライト』シリーズ

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*画像は1作目のポスター

田舎の女子高生(クリステン・スチュワート)とイケメン吸血鬼(ロバート・パティンソン)が恋に落ちるというイマドキ女子が好みそうな設定のラブストーリー。過去5作品製作されています。

結構ベタな恋愛ものです。しかし、意外とアクションシーンもあって見やすかったというのが率直な感想ですね。狼男(テイラー・ロートナー)が2作目ぐらいから登場し、三角関係的な感じになるですが、個人的にはこっちのマッチョガイの方が好きだったなぁー。

そんな恋愛映画のバージンロードを切り抜けた現在の私が好きなのがこちら。

2014年公開『her/世界でひとつの彼女

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離婚をして孤独の身となった主人公(ホアキン・フェニックス)が、寂しさの穴を埋めるために購入した人工知能に次第に恋焦がれていくというSFラブストーリー。

「なんだよ、オタクなんかがアニメキャラクターやアイドルに恋するのと同じじゃねーか」なんて偏見を持たれている方にこそ見て欲しい一本です。主人公と人工知能の間で交わされる会話には、機械的なやり取りではない温かみを感じます。離婚直後ということもあって、恋に落ちるのも分かる気がするのです。今の時代、傷ついた心や孤独、悲しみを埋めてくれるのは必ずしも人間ではないということなのかもしれません。なかなか秀逸なテーマ性です。

また去年『ジョーカー』で話題となったホアキン・フェニックスは、まったくの別人。優しそうなオーラがありつつも、どこか寂しげな印象を受けるキャラクターを演じています。「孤独」という観点が同じながら全くの別人を演じるのは、流石といったところでしょう。

 

ホラー

こちらも少々敷居の高いジャンルだと思います。特に、映画館へ見に行くとなると大画面と大音量ですから、勇気がいることでしょう。小心者の私も、初めて見に行ったホラー映画は何だったかは忘れてしまいましたが、「音がデカ過ぎるのは嫌だなぁ」なんて不安を抱えながら行った記憶は残っています。そういえば子供の頃、テレビでホラー映画を見る時はクッションで顔を隠しながら見ていましたね。懐かしい。

そんな私の好きな作品がこちら。

1979年公開『ゾンビ』

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蘇った死体と生存者の攻防を描いたゾンビものの代表作になります。去年で公開40周年を迎えた本作。それを記念して日本公開限定版が上映されました。まさかスクリーンで見る日が来るとは思っていませんでした。いやー幸せ。

冒頭からカオスです。テレビ局が混乱をきたしている状況から始まります。「死んだ人間が蘇り人を襲っている」とういうニュースが流れていますが、ほぼ破綻状態。その次のシーンに入ると、SWATvsギャングの銃撃戦が展開。ギャング団は、アパートにゾンビになったと思われる近親者をかくまっているという。銃撃戦が繰り広げられる中、ゾンビが乱入。頭は弾け飛ぶ、肉を食いちぎる、それを見かねて自殺するSWAT隊員。しょっぱなから混沌と地獄が展開され鑑賞たちを奈落に突き落とします。

まさにウイルスという見えない敵とグローバル戦争を繰り広げてる今だからこそ見るべき作品だと思います。ウイルスも恐ろしいですが、もっと恐ろしいのは人間の潜在的に眠っている暴力性や人より優位に立ちたい気持ちです。パニックになったことでそれが溢れ出てくることで、何をするか分からない人間が恐怖なのです。前回のまとめの書いた「平常心」を保つことがいかに困難なのかを感じることも出来ると思います。

 

まとめ

おっと。また長くなりました。そろそろ私の精神的に安定してきたのでここまでにします。まだ、触れていないジャンルはまたの機会に。

そしていつまで続くか先の見えない自粛ムードの世の中ですが、今は凌ぐしかありません。耐えるしかありません。日常が戻る日を夢見て気持ちを強く持ちましょう。

それでは、この辺でお開きです。ありがとうございます。