キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第13回:映画館へ愛を込めてPart2 映画館での喜怒哀楽

 今回も再び映画館へのラブレターを書きます。前回、映画館の本質を熱く語りましたが、今回は少しゆるーく私の映画館での思い出を振り返ってみます。

↓前回の内容はこちら

captaincinema.hatenablog.com

 

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↑写真は、丸の内ピカデリーにて『ボーダーライン/ソルジャーズデイ』の先行上映

 

同級生との遭遇

そんなことも起きるんです。

あれは小学生の時。母親と一緒に『ナルニア国物語』の2作目を見に行った日のことです。見終わった帰り際に会場を出たところで声をかけられました。振り返るとどこかで見覚えのある顔。彼は小学校の同級生だったのです。彼自身と私は、クラスが違うこともあり話したことはほとんどありませんでした。しかし母親同士はPTAだかの関係で仲が良く、そののまま昼ご飯を一緒に食べることになったのです。

この後、彼と仲が良くなったわけではありませんし、どんな話をしたかも覚えてません。ただ一つ覚えているのが、彼の「登場キャラクターの一人におっ〇いの大きい奴がいた」発言をハンバーガーの熱さでごまかした記憶です。いや~ウブだった。

 

初めての「お一人様」

私、一人でいるのが好きな方の人種。そんな「お一人様」の味をしめるきっかけになったのは映画館でした。

あれは高校生の時でした。あの日は確か体育祭だったか文化祭の打ち上げの前でした。打ち上げ開始前に時間があるので、それなら一人で映画でも見てみよかと思い立ったのです。そして、その時見たのが『キックアス』の2作目。一人で見に行った映画と同時に、初めて映画館で見た年齢制限のかかった映画でした(たしかR15)。

正直映画館に入る前は、それは緊張しましたよ。いざ入ってみれば隣はお一人様。流石に私ほどガキではありませんでしたが、何だか落ち着きました。ここから、私の映画館ライフが始まったのでした。

 

クリスマスイブに野郎二人でSW

それは2015年12月24日の夜。私に人生に一つの「武勇伝」が生まれました。

高校生の頃の友人と『スターウォーズ/フォースの覚醒』を見に行ったのです。友人は女っと言いたいところですが男。決してその日を狙ったわけではなく、たまたまその日しか予定が合わなかったので仕方なし。そもそもイブの夜に繁華街に繰り出すことなんて縁のない人間が、デートスポットの様相が一層増す場所に乗り込むということになったのです。確かに町全体には浮ついた雰囲気は漂っていましたが、映画館の観客にカップルが多いといった印象は受ませんでしたし、普段と変わらない空気が流れていました。そんないつもの空気は、ちょっと拍子抜けした気もしましたが、映画館はどんな時でも迎え入れてくれる味方だと思いました。久々に会う友人と見るということもあって非常に充実していたと今では感じています。

しかし戦友と別れ、帰り際に通り過ぎたイルミネーションの明かりは、私には少し暗く見えましたが…。

 

昔の方式残る映画館に苦戦

現在ほとんどの映画館は座席指定制を取っていることは、ご存知かと思います。これ、シネコン方式といえば良いでしょうか?しかし、名画座やミニシアターなどを訪れるとひと昔前の整理券方式が残っている映画館もあったりします。この方式。要するに早く劇場に到着した人が自由に座席が選べるということです。そんなことなど知らずに訪れた未熟者の私は、辛酸を飲まされることになったのです。

ある名画座に訪れた時でした。初めての場所ということもあり、気持ち早めに行きました。しかし到着した時には既に遅し。お昼時のマダムでロビーはパンパン。そこで初めて整理券方式を知った私は、もう敗北決定でした。おば様たちの機動力を前に敗北を喫した私は端の方に座るはめに。映画の内容自体には満足でしたが真ん中で見たかった…。また対戦する機会があれば次は負けませんよ。

 

最低限のマナーは守れ!

数多くの作品を見に行っていると、おのずと遭遇するのがマナーの悪い奴ら。これまでも様々なモンスター達と対峙してきました。

ある時はポテトチップスのパリパリ食感を響かせる女性。(ポテチの持ち込みは勘弁してくれ)

ある時は独り言がとにかく多いおじさん。(歓声なら問題ないけど、誰かと会話してるでしょ)

ある時は上映途中にイチャイチャを開始し、キスまでしてるカップル。(チュッチュする音が微かに聞こえるんですけど)

特に酷かったのは騒音奏でる男子高校生集団。

映画が始まって30分ほど経過した時でした。後ろの席でドタバタと音がし「ここだよね?」の囁き声。どうやら遅れて入ってきた集団が私の後ろの席に座ったようでした。遅れて入って来る時点でイラつきます。そして始まったのがお菓子パーティ。ビニールをガサガサする音。スナック菓子の咀嚼音。話し声。挙げ句の果てには煎餅であろう何かが砕ける音。酷過ぎます。いつ食べ終わるんだと思っていましたが、残念ながら映画が終わるまで続きました。そして上映終了後、どこぞのアホかと思って後ろを振り返ると制服をきた男3人。彼らは口を揃えてこう言ってました。「よく分かんなかったね〜」当たり前だ、バーカ!本気で怒鳴りつけてやろうと思いましたが、次の項目でお話する「死闘」真っ只中だったのでしませんでした。残念。こんな浅はかな高校生がいるぐらいなら教育の一環として、美術の授業で映画館でのマナーや映画の見方を教えたほうが良いかと。

まぁ怒って書いてますが、こうして話のネタになっている点には感謝しないといけません。ありがとう!マナーの悪い人たち(どんだけ寛大なんだよw)

 

時々勃発する「あいつ」との死闘

最後にちょっと汚い話を。っていうかこの戦いは死活問題ですね。

皆さんも経験あると思います。それは、映画館に入る前にお茶やコーヒーを飲み過ぎた時に始まることが多いです。大丈夫だろうと気を抜いて、上映前に予防線を張らなかったことで発生してしまうことも。特に冬場に頻繁します。もう、お分かりですね。

私はこの戦いが勃発しても、意地でも死守します。死守し続けますと限界突破したのか込み上げてきたものの感覚が一瞬なくなる時があります。これは危ないですね。体には悪いでしょうが、途中退出なんてプライドが傷付くだけです。ただ一度どうしてもダムが決壊しそうだったので、エンドクレジットで席を立ったことはあります。あれは、屈辱的だった…。って誰に向かって恥じているんでしょね、私は。

 

おわりに

 様々な思い出を作り出してくれた映画館。そんな映画館の為にこんな動きが起きています。

motion-gallery.net

ミニシアターを応援するためのクラウドファンディングです。開始4日で目標金額の1億円を突発したそうで、なかなかの勢いを見せています。私も微力ながら協力をさせて頂きました。まぁ映画館に行けないぶん、こうしたことでしか応援出来ませんからね。別にこのプロジェクトの回し者というわけではありませんが、是非!

それでは、この辺でお開きです。ありがとうございました。