今回は映画とはほとんど関係ない話、いやちょっとは関係あるかも。恐らくホラー映画がお好きな方だと気になっているのではないでしょうか、現在渋谷で開催している企画展「恐怖心展」。写真や動画、文章などの展示を通してあらゆる傾向の「恐怖」に触れるアカデミックな路線のため私のようなお化け屋敷が苦手な人間でも安心して楽しめるものとなっています。
という事で今回は本イベントを通して己の恐怖心と向き合った所感を語っていこうと思います。どんな展示があるかに少々触れる形になると思いますので、これから鑑賞予定の方はどうぞお引き取りを。

恐怖心は個性
こちらのイベントは様々な「恐怖」をテーマにした展示がされているユニークなホラーイベントになります。分かりやすい例ですと閉所、集合体といった恐怖症やゴミの山や老化と多くの人が嫌がるものをテーマにした作品もありますが、中には幸せになることや笑い声に対するもの等、あまり聞き慣れないような対象物の展示もありました。
そんな中、個人的に印象深かったのは「視線の恐怖」という他人からの視線に怯える主人公を描いた短編映画の作品。これを観た時は鳥肌が立ちました。私が他人と目を合わすのが苦手なのは視線や眼差しに恐怖を感じていたからかもしれないと。”目は口ほどに物を言う”なんて言葉がある通りで眼差しは非常に雄弁です。私の好きなパク・チャヌク監督の作品を観ているとよく分かります。だからこそ目が合ったり見られているなと感じるだけで、何か心の奥を見透かされるような不安に駆られてしまいます。
そんなことを考えながら眉間に皺を寄せて作品を眺めていたところ隣に居た2人組がこんな事を言ってたんですね、「いや、考え過ぎじゃない?」と。あぁーなるほど、人によっては何とも思わないのか。思えば私自身も「そんな事、考えなきゃ良いのに」や「何がどう怖いんだろう?」と思ったテーマは多々ありました。災害や犯罪被害など人間が共通して恐怖に感じる対象は別として、意外にも恐怖の対象には個人差が存在するんですね。まぁ当然っちゃ当然の話かもしれませんが、もしかしたらその人にとって恐怖や不安を感じる対象にこそ個性や性格が最も現れるのかもしれません。恐怖心は個性なのでしょう。
まとめ
以上、自らの恐怖を向き合う貴重な体験でした。
もう一つ強烈だったのは「注射の恐怖」。血液検査をしている様子の動画作品でしたが、私が怖いのは注射というより血液検査が怖いのです。予防接種が案外平気です。しかし、あの針を刺されてそこから自身の赤黒い血が吸い取られいき、管にドクドクと溜まっていくのが耐えられない。おまけに何処に採決で使う太い血管があるのか分かりづらい腕をしているらしく、毎回腕を擦られまくるのです。これが余計に緊張感を増幅させます。この緊張感はつい顔に出てしまうようで、担当の看護師に「心配しなくて良いですよ~」なんて言われちゃって…ハズいなぁ。
という事で今回はこの辺でお開きです。ありがとうございました。