キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第41回:映画『マッド・マックス/怒りのデスロード』登場キャラクター総選挙

お久しぶりです。最近、仕事でパソコンをポチポチして資料作成することが多かったため、家でタイピングする気力が起きなくてご無沙汰になってしまいました。

そんな中、ちょっと前ですが大変嬉しいニュースがありました。それがこちら。

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ついに、ついに待ちわびていた『マッド・マックス/怒りのデスロード』(2015年公開)のスピンオフが本格的に動き出しました。キャストは一掃ということみたいですが、きっと、いや間違いなく新たな超絶エネルギッシュなアクション映画を生み出してくることでしょう。

そんな大変喜ばしい動向を記念して『マッド・マックス/怒りのデスロード』のキャラクター総選挙を一人で開催したいと思います。一回マジでやってみたかった。今回は何十回と鑑賞した私の独断で好きな登場キャラクタを10人挙げていきたいと思います。

もうお分かりかと思いますが、これは一度も鑑賞したことがない人にとっては意味不明な企画です。一回しか観ていない人も分からないかも。そんな優しさが全くないオタクのバカ騒ぎを温かい目でお楽しみ下さい。

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captaincinema.hatenablog.com

↑ 作品自体の言及についてはこちら。

 

 

10位

フュリオサを刺した男

はい、いきなりモブキャラの登場です。いや、多分何度も鑑賞経験のある人ならモブだとは感じないはず。

彼の登場シーンは後半。棒を使って車から車へと飛び移る棒飛び隊の一人です。こいつが、まぁーしぶとい。まず飛び移ってから主人公の仲間の一人を殴り倒し、その後マックスの左手にクロスボウを浴びせます。その後、運転席へ乗り込もうとするもフュリオサにナイフで刺され脱落…っと思いきやここで終わらなたっか。刺されたナイフで倍返し。フュリオサの脇腹をブスッ!です。直後、種ばあさんから弾丸を目ん玉にお見舞いされて退場しました。

主要キャラクター2人に怪我を負わせるという戦績。そして、一度やられてもやり返すその屈強な精神力によりランクイン入りです。英雄の館に送られるべき魂はきっと彼みたいな戦士だと思います。

 

9位

マックス

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まさかの主人公が9位というケツから2番目の結果に。

この映画の唯一欠点を挙げるとしたら、登場キャラクター各々の個性が強すぎて主役が薄いということでしょう。ハンドガンは自在に操れますが、遠距離スナイパーはやや不得意のご様子のサムズアップの名人。見た目は野性味丸出しの熊のような雰囲気を醸したマックスでした。

この今作のトム・ハーディ版マックスと前3部作シリーズのメル・ギブソン版マックスですけど、同じキャラクターなのに演じる俳優で全然違う味わいになるんですよね。メル・ギブソン版も野性味溢れる感じではあるのですが、その下に隠れた色気が時々香ってくる、そんなキャラクターだと思います。メル・ギブソン版の方が好きだ!と言う方々は、この魅力に惹きつけられているのかもしれませんね。

 

8位

モーゾフ

彼もモブキャラですが、作中で最も早く「Witness Me」をキメた名誉ある戦士です。

序盤のヤマアラシとの戦闘シーン。敵の車に銛をぶち込み、屋根を引っぺがして大喜びするモーゾフ。しかしその直後にボーガンで撃たれます。顔と首に矢が刺ささり意識が朦朧とする中、銀のスプレーをシュー。そして「Witness Me~!」と叫びながら、爆弾の付いた槍を両手に敵の車にダイブ。このダイブした時の綺麗な姿勢。飛び込み選手もビックリなフォームでした。

初見時は、スプレーをやりだした辺りから“えっ?”っと啞然としたのを覚えてます。不意を突かれた玉砕戦術は、イモ―タン・ジョーの配下の戦士たちが持つ狂信的なタフさを一発で感じることが出来ました。

またモーゾフ玉砕後、部隊の副官 エースの死を称えるポーズが最高に格好良かったことも加点対象となったのは間違いないです。

 

7位

ドゥーフ・ウォリアー

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一度目にしたらきっと忘れることは出来ないであろう炎吹くギターを弾く戦士。セリフのあるキャラクターではなく、どちらかと言えばモブキャラなんです。しかし、どんなに車が激しく揺れようとも、敵と取っ組み合いになってもギターを弾き続けるというそのギター愛が凄いのです。

ちなみに「どうしてギターから炎が出るのか?」という問いに対して、監督さん「ギターを弾きながら戦えるから」と答えたそうですよ。その単純さ、好き。ロック様がマネしたくなる気持ちも分かります。

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 ↑本家より100倍強そう

 

6位

ケイパブル

マッドマックス界の大奥とも言える「ワイブス」のナンバー2。赤毛が特徴的な心優し女性です。なんせその優しさで、狂信的だった兵士を一人仲間に取り込んでしまったわけですから良い働きをしたものです。

そして、終盤の感動的なシーンは忘れられない。仲間に取り込んだ元ジョー様の信者との別れのシーン。少しの恋心も芽生えいたのでしょう。離れてゆく彼に伸ばしたあの手が切ない。しかもガッツリと伸ばすのではなく、僅かばかりといったのがまた涙を誘います。しかし、そんな感動を直後にぶっ壊しにかかるのは、マッドマックスらしさでもあるかと。

とにかく「ワイブス」は他に4人いますが、一番魅力な人物だと思います。

 

5位

リクタス

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筋肉バカの称号に相応しい男。その反面、子供っぽさがちらくつマスコットキャラクター的な働きをするマッドマックス界のアイドルでもあるのです。

先ほど言及した終盤の感動的なシーンで自らの名前の高らかに叫び、そのシーンのぶっ壊しにかかるKYっぷりも最高なのですが、彼の名シーンって実は序盤にあったんです。

まるで人を家畜のように扱い母乳を搾取しているシーンがあるのですが、この母乳を味見するリクタスの“ウマウマ”という顔。ちょっと可愛い。ちょいと前に流行った「おじキュン」に近いものがあるの気がしますね。こんなゴリマッチョでも美味しいもの(母乳が美味しいかは微妙な疑問ですがw)を口にするといい顔するのは同じ人間だなと思います。

 

4位

ニュークス

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いいとこ見せようと頑張る青年。地味に人気のあるキャラクターだと思います。何をしようとしても上手くいかずに失敗ばかりで自己嫌悪になってしまう彼ですが、ドライビングテクニックだけは確かな実力があります。

序盤のヤマアラシとフュリオサ率いる部隊の戦闘では、追撃するジョー様の部隊の中で一番槍で現場に到着。奮闘の最中、敵からのタックルを受け前輪が片方パンクしてしまいますが、持ち前の加速力とハンドリングを活かして追撃の手を止めませんでした。これは誇るべき。

また、生まれてこのかた「緑」を目にしたことがなかったのでしょう。「木」を「でっぱり」と呼んでしまうシーンが好きです。よく考えて少し可哀そうな気持ちになってしまいますが、こうした細かい演出はキャラクターに深みを与えています。あとは、日本語訳がナイス。

 

3位

武器将軍

銅メダルはなんと武器将軍。銃器や弾薬などを掌握し、権力を握っています。とにかく全身に弾丸ぶら下げまくり。差し歯まで弾丸という徹底ぶりです。そんな彼には名シーン、いや本作きっての名シーンがあるのす。

中盤、爆破と泥道で立ち往生するジョー様一向。そんな中でも、キャタピラカーという強みを生かし、単騎でマックスたちを追う武器将軍。バレルが超長いリボルバーを撃ちながら進撃。「ジョー様の女に当たりまっせ」という部下の忠告に聞く耳を傾ける気配はありません。そんなことをしていると、車のライトをフュリオサが狙撃されライトの硝子片で失明をしてしまうのです。盲目となった武器将軍…本領発揮です。“俺は死の歌の指揮者、歌えー!歌えー!血祭りじゃー!”といった中二病っぽい言葉を発狂しながら、銃を乱射。勿論目は見えていないので数撃ゃ当たるの精神です。このシーンの音楽と将軍の映し方が最高に格好良い。どうしてこんな中ボスみたいな奴までもクレイジーで格好良く撮っていまうのでしょう。どんなに登場シーンの少ないキャラクターにもちゃんと花を添える心意気が最高です。残念ながら一矢報いることなくマックスに爆殺されてしまうわけですが、彼の雄姿を忘れることはないでしょう。

 

2位

ジョー様

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どうしても「様」を付けずには呼べないボスキャラ。惜しくも銀メダルです。

まずマクがイカす。まだまだマスクを外して外出できるような世の中にはならないからこそ憧れてしまうマスク。両サイドのファンが付いているらしく、常に綺麗な空気が吸えるのでウイルス対策が万全の代物です。

「水」という資源の掌握と巧みな演説スキル。そして自らを不死身の神と位置付けて人々をコントロールする彼は、人(とくに女性)の自由を奪うような最悪な野郎ですが、決して嫌いにはなれないのが不思議な点。悪い奴なのに嫌いになれないのはカリスマ的魅力があるからで、これは『スターウォーズ』シリーズのダース・ベイダーバットマンの宿敵、ジョーカーなどと共通する部分でしょう。まぁ私自身が、ウォーボーイズのようになっているのが原因かもしれませんがw。

 

1位

フュリオサ

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「赤信号は渡っちゃダメ」と同等ぐらい当たり前なので説明不要!とにかく観て、酔いしれろ!

 

まとめ

はい、こんな感じです。いやー楽しかった。やっぱり自分の書きたいこと書くのが一番ですね。

ちなみにこの映画、本日ハロウィンにも打ってつけだと思うのです。例えば、

奇抜な格好のキャラクターばかりが登場するハゲと白塗りの仮装パーティー

水やガソリンといった資源はTrick or Treat」なノリ

いつだかの渋谷のバカ騒ぎで軽トラが横転するなんて比じゃないぐらいバンバン車がぶっ壊れる砂漠の狂騒劇

こんなに共通項があるんですよ。今年は自粛ムードのハロウィンなんで、家で『マッド・マックス怒りのデスロード』を観るのをおススメしときましょう。「HappyHalloween!」ではなく「LovelyDay!」と叫ぶことになりますが。

ということで、この辺でお開きです。ありがとうございました。