今回は「映画好き」&「ニワカ」ついて考えてみたいと思います。きっかけはこちらの記事。
「真」なんだか「ニワカ」なんだか知りませんが、こうした偏屈した見方(人の事言えねーかw)をする映画好きの定義、なーんか時々目にするんですよね。その度に心に黒いモヤがかかるような気がして感じ悪いです。さて、憂さ晴らしにモノ申すとします。なにしろ独断と偏見と自己満足がモットーですから。
↑マーベル映画好きも「ニワカ」って言われるかなぁー?
列挙されていた作品についての見解
まずは、記事に挙がっていた作品を見てみましょう。
ニワカが好きな三大映画として選出された作品
・ショーシャンクの空に
・レオン
・パルプフィクション
その他の選出された作品
・グラントリノ
・フォレストガンプ
・プライベートライアン
・ダークナイト
・ファイトクラブ
・バタフライエフェクト
どれも良い作品ですし、確かにそこまで映画鑑賞を趣味としていない人でも知っている可能性の高い作品だと思います。しかし認知度と完成度が高くて分かりやすい作品だから好きな映画として挙げないということには繋がらないと思います。なぜなら、その作品が好きになる動機って色々あるからです。
私の場合は、鑑賞した時の自分の心の状態や置かれていた環境が影響して好きになった作品も結構あります。特に「初めて○○を経験した作品」みたいにな衝撃的な出会いってのはデカいです。その最たる例が上でも挙がっていた『ダークナイト』。私のアツい思いはこちらで確認を。
好きなものを「好き」と言えない世の中
昨今「ミーハー」だの「ニワカ」という言葉が弊害となり、どうも好きなものを「好き」と主張がしにくい風潮が流れいるように感じます。他人の目や有識者の意見ばかりを気にして心に蓋をする。そんな世の中つまんないですよ。
ニワカで思い出されるのが去年のラグビーワールドカップです。
この年「ニワカ」は流行語大賞にもノミネートされていました。開催前は“日本でやってホントに盛り上がんのかよ”といった疑念が世の中にあったと思います。しかし、いざ開幕するとルールはよく分からないけど見てると楽しいしと感じている人や日本チームが勝つとやっぱり嬉しいという人が続出。現に私も全く見たことないスポーツでしたが、ゴリゴリマッチョな男たちがぶつかり合ってるのを見るのは興奮しましたし、ちょいちょいお顔もイケてる人たちがいたので結構見てました。やや路線の違う楽しみ方をしていた私も含め、あの時は多くの人がニワカだったんじゃないでしょうか。
今じゃコロナのせいか、めっきり話題にならなくなってしまいましたが、ニワカがいないと世間的な盛り上がりを見せないということを証明した現象だった思います。つまりスポーツ業界を始め多くのエンターテインメントを提供する界隈は、ニワカによって支えられてる部分もあるんだと思います。だからニワカだっていいんですよ。
ただ一つ気に入らないこと
ニワカ万歳!とは言っていますが、私が“こいつは「糞ニワカ」だな”と思うタイプがいます。それは、自分の持ち合わせている映画の知識をひけらかしマウンティングしようとするくせに、自分の知らない作品が話題になると突如「興味ないわ」と冷たい態度を取ってくる人です。
それは勿論、全てのジャンルを網羅することが出来ないぐらい幅が広いですし、私にもカバー出来ていないジャンルが大量にあります。「名作」と位置付けられてたり、人気のある話題作でも未だに見てない作品はまぁーありますよ。だから興味がないのは仕方ないですけど、あたかも知恵比べをしているかのような映画トークになっているのが大嫌いなのです。
映画は知識を争う道具ではありません。「好き」なら「好き」と言えばいいし、自分が好きだと思う作品をアツく語っている人こそ真の映画好きだと思ってます。ただそのアツく語っている姿が知識をひけらかしてように受け止められる可能性もあるので、難しいところなんですが。
まぁ「糞ニワカ」から売られた喧嘩なら買いますよ。すんなり降伏するなんて今までの映画ライフに自分でケチつけるみたいで嫌ですから。いや、相手にするのも疲れるだけでメリットないので相手にしないかもですねw。
まとめ
ここまで「映画好き」と「ニワカ」について考えてきました。結論「好き」ならそれでいいじゃないかということ。私自身もこれからは、自ら「映画好き」と名乗る人は立派な映画を愛する仲間だと思うようにします。というわけで、なんの恥ずかしげもなく叫んでやります。
「俺は映画オタクだ!」
それではここら辺でお開きです。ありがとうございました。
↑このプレデターさん、思いっきり叫んでるように見えたので貼っときます。