キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

特別回:「映画館」のある週末を取り戻したい…だから言わせてもらう

今回は、前回の「まとめ」で書いたことを拡大したような話をします。映画とは少し離れたような離れていないような、そんな感じになるかと思います。なので、「特別回」ということで語っていきます。

 

↓ 前回の内容はこちら。

captaincinema.hatenablog.com

 

だから「最近の若者は」と言われる

そもそもなぜ少し視点の違う話をしようと思ったのか。それは、こちらの記事を読んだからでした。

bunshun.jp

絶望しました。

実は私も社会人2年目なので「若者」のカテゴリーに含まれる年代です。同じカテゴリーに含まれていることが悲しいです。こんなことやってるから「最近の若者は」と揶揄されるのです。もう少し社会を構成している一人であることを認識して欲しいものです。

しかしこの外出自粛問題は、若者に限った話ではないと思います。

外出自粛要請が初めて出た先週の週末のことです。私は、図書館で借りていた本の返却期限が過ぎてしまっていたので、やむを得ず外出をしました。きっとほとんど人はいないだろうと思っていたら、それは思い違いでした。ジョギングをするおじさん。近所の桜を見ながらイチャつく夫婦(いや、カップルか)。世間話をしながら散歩するおば様方…。明らかに不要不急ではなさそうな人たちがそこかしこに。日常となんら変わりない光景が広がっていたのです。これじゃ意味ないかと。「ジョギングだから、散歩だから良い」というのは正直言い訳だと個人的には思ってます。 若者のみならず「出るな」と言われても聞かない人はいるんですよ。絶望的ですね。

 

まずは情報収集のアンテナを張れよ!

まず「テレビ観ないから分からない」とか言ってる場合じゃないです。自分たちの生活にも影響が及んでいるという自覚はないのでしょうか?

私の場合はテレビでニュース番組を見たりするのは好きな性分なので、時事的なことに知的好奇心を覚えます。それが功を奏したと言っても良いでしょうが、「観ないから分からない」とは流石に溜息が出ます。テレビを見ないなら、貴方たちが大好きなそのスマートフォンで情報収集して下さい。

ちなみにですが、この情報取集は映画でも必要になる場合もあります。新作公開の情報は当たり前ですが、映画を見るにあたって必要になってくる知識があったりします。例えば戦争映画を見る場合。最低限の戦争についての歴史を知らなくては理解が出来ません。社会の世相やトレンドをはらんだような作品を理解するには、時事的なことを掴んでおく必要があります。これって、スポーツやゲームをする時のルールと同じようなものだと思います。知らなくても楽しむことは出来るかもしれませんが、知っていると作戦を練ったり、相手の裏を読むことが可能になります。その方がより楽しくなるはず。映画ってそれと同じだと思ってます。

 

「やることがない」なら見つけるしかない

 この記事の中で最も呆れたのが、自称慶〇大の学生の発言。メディアで発信されている情報や親の言う事を聞かないどころか、やることがないからと言ってバカ騒ぎをする始末。一体「学歴」とは何なんでしょうか?教育関係者に是非とも聞きたいですね。きっと彼は「お勉強」が出来るだけで「リテラシー」の「リ」の字もない方なんでしょう。「お勉強」を教えるよりも「教養」を教えた方が良いかと。

そして、ここで出てくるのが前回の「武器」の話です。「武器」=「趣味」という事ですが、私に言わせてみれば彼にとっての「武器」は「バカ騒ぎ」ということでしょう。残念ながらこの「バカ騒ぎ」は今回のような事態には太刀打ちできません。錆びた刃や弾の切れた銃を持ってる奴なんていらない。使える武器を獲得すべきです。

武器の獲得については、私の中学時代がいい例でしょう。私は運動も勉強もいまいちな少年でした。おまけにコミュニケーション能力も低いので、友達はほとんど出来ませんでした。なにしろ中学時代の人の連絡先は誰も知りません。おかげで、成人式の時は一人で行って、何事もなく帰って来ましたから。今じゃ笑い話ですが、当時は少し寂しかったですね。じゃ学校以外の時間は何やってたと言えば、やることないんです。塾や習い事があったのでまだ良かったですが、はっきり言って暇な時間が多かった気がします。そんな時に出会ったのが映画。まぁ映画は小さい頃から好きでしたが、もともと好きだったものを暇だったが為に突き詰める道を選んだということです。

 何もオタクになれと言っているわけではありません。筋トレするも良し。料理するも良し。手芸や工作をやるも良し。何でもいい。とにかく「やることない」と駄々をこねて外出する暇があったら、やることを見つける努力をすべきだと思います。

最後に

私の弁に熱が入っているのには理由があります。それがこちらの記事。

news.tv-asahi.co.jp

 

今、「映画館」という文化が非常に危機的な状況にあります。

シネコンはさることながら、ミニシアターと呼ばれるような小規模な映画館はもっと深刻です。更に映画館のみならず、芝居小屋や演劇場なども同じような状況下に追い込まれています。このままでは、本当に文化が死に絶えます。

文化を死なせない為に私たち一般人が出来るのは、感染を広げないことしかありません。人の死を防ぐことは勿論だけど、文化の死もどうか防いで欲しいと強く願っています。まぁこうやって書いたところで、分からない奴には分からないでしょうね。

絶望です。

ということでこの辺でお開きです。ありがとうございました。