キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第62回:ある映画好きの「おうち時間」と映画館の話

今週のお題「おうち時間2021」

ということで去年と同じく自粛のGW。個人的には一大イベントであった『ゴジラVSコング』の公開も延期になってしまい、お先真っ暗感満載の日々が続いてます。

そんな私のおうち時間は勿論映画鑑賞。TVのCMでも見ない日がないぐらい各動画配信サービスが出回っているので、多くの人が家で楽しんでいるんじゃないでしょうか。

今回は、自粛だろうと関係なく「3度のメシより映画」をモットーに生きる私の最近観て良かった2本の映画をさらっと語っていこうと思います。毎度のことながら、ややネタバレ注意です。

 

 

1本目

まずは、2016年公開のNetfilxオリジナル作品思いやりのススメ

心に傷を負った介護士と体の自由が効かなくなっていく難病を抱えた青年が織りなすロードムービー

出ました、ロードムービー。私自身がロードムービー大好き人間であることは置いといて、今作の旅の発端は、病気を理由に一度も行きたい所へ行かせて貰えなかった青年が介護士と共に一歩踏み出す為のものでした。「障害がある」ことへの労わる心が、逆にその人の自由や夢の足かせになっていないかを考えさせられます。

また難病によって障害のある人物の登場と聞くと重たい印象を抱く人もいるかもしれませんが、そんなことはなくコミカルな内容になっており、旅を通して次第に育まれていく2人の友情に元気を貰えることでしょう。1時間半程度で観られますし、かなりオススメの作品です。それにしてもコロナが落ち着いたら旅したいですなぁー。

 

2本目

2本目は『ヘッドショット』。こちらも2016年公開。インドネシア産アクション映画になります。

ストーリーはこんな感じ。海に打ち上げられていた男が主人公。頭の傷のせいで記憶喪失状態であるものの助けてくれた看護師とイイ感じに。しかしそんな簡単に幸せになれるはずもなく、記憶を取り戻していく中ヤバイ奴らに命を狙われ始める。

どっかで観た事あるような単純なストーリーではありますが、とにかくアクションシーンが凄まじいです。なんといってもSWATvsギャングのウルトラ暴力映画『ザ・レイド』(2011年公開)のイコ・ウワイスが主役ですからね。マーシャルアーツを駆使した悪趣味度たっぷりの痛々しい暴力描写(褒めてます)のオンパレードなので苦手な人にはキツイ映画ですが、フルスロットルなやり過ぎアクションはストレス発散に丁度良い。凸凹スキンヘッドコンビや眼鏡の警棒マスターなど中二病感溢れる敵の皆さんもナイスです。

 

まとめ(GW中の映画館について)

以上2作品について語りましたが、最後にGW中の映画館について言いたいことがあります。おうち時間とはかけ離れてしまいますが…。

緊急事態宣言により、私の住む東京のシネコンを中心とした映画館は軒並み去年と同じく休業状態。不要不急の外出はするなと様々な方面から口酸っぱく言われていますが、昨日私は都内のミニシアターへ行きました。

勿論「映画館で映画を観る」という自身の欲を満たす目的はありました。しかしそれ以上に、営業を継続する選択を取った映画館を応援したいという気持ちがあります。

新聞やTVのニュースを見ていると、開いていても売り上げが少なくて辛い、閉めても補償が少なくて辛い状況に置かれている話を目にします。そんな映画館に対して、私のような権力や情報発信力のないただの人が出来ることは、実際にお金を出して利用することぐらいだと思います。私一人なんて雀の涙にも満たないかもしれませんが、同じような思い持った人が多ければ大きなパワーになると思います。

なので、緊急事態宣言の出ている地域の人々には可能な限りの感染対策をし、極力1人でミニシアター(他県の映画館に行くのはマズいっすね)へ行くことを私は小声でオススメしたいです。

何だか最後はミニシアターの回し者みたいな感じになっちゃいましたが、この辺でお開きです。ありがとうございました。