キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第154回:2022年映画ベスト(後編)

さて後半は様々な「ベスト」から2022年の映画を振り返っていきます。あっ最初に言っておくと配信サービスの作品や地上波TVドラマの話も含むかもしれません。また、ややネタバレがあるかもしれないのでご注意を。

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↑今年使った前売り券たち。やっぱり『ブレット・トレイン』の乗車券デザイン(左下)、センスあるわ。今年のベストデザイン賞です。

ベストアクション賞

それでは最初に発表するのは印象に残ったアクションシーンです。元々映画を本格的に趣味にし出したのはアクション映画から。なので、アクションシーンにはちょっと煩い人間です。

作品部門

『RRR』

今年のアクションを語るうえでやはり外せないのがこのインド産アクション超大作。

一人で暴動を鎮圧するゲリラ戦、虎とのランニングチェイス、ケモナーもびっくりなカチコミ、“軍神”による弓矢無双…。とにかく終始異常なレベルの筋肉モリモリアクションの波状攻撃。3時間をあっという間に感じさせるその引き出しの多さに脱帽です。肩車ファイトなんてどうやって思いついたの?

でも何だかんだ一番凄いのは高速ダンスバトルですかね。貴方はナートゥをご存じか?w

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近接部門

『シャドウ・イン・クラウド』クロエ氏vsグレムリン

第2次世界大戦下の女性パイロットのあるミッションと空の厄介者 グレムリンとの対峙する姿が描かれてた作品ですがマジか、モンスターとステゴロでやり合うヒロインは初めて観たかもしれませんね。それが『キックアス』(2010年公開)で大人たちをボコしたクロエ氏が演じているってところが激アツ。時代は着実に変わっているのだと実感出来ます。

射撃部門

『レイジング・ファイア』ストリートガンファイト

今年はガンアクションが少々寂しい時だった気がする年でした。印象に残ったのは『アンビュランス』の序盤ぐらいだし。

というわけで厳密には去年公開の強盗団vs警察の台湾産アクションから。終盤に繰り広げられる『ヒート』を彷彿とさせる車列の遮蔽物にした華々しい銃撃戦。

なによりピストルカービンの登場がアツかった。ピストルカービンとは拳銃に長い銃身やストックを装着しライフル形状にしたものを指します。あれが登場するのって結構珍しいと思いますし、ニコラス・ツェーの立ち回りもかっちょ良かったです。

ベストアクト賞

続いては、印象に残った役者陣をピックアップ。去年まで男女別に2人ずつ挙げてましたが、今年は絞るのが難しかった(毎年ムズいけど)ので一斉に列挙することにします。

『NOPE/ノープ』より

死んだ目からヒーローの眼差しに覚醒、カッコよすぎす ダニエル・カルーヤ

『MEN/同じ顔の男たち』より

全裸ジジイは無論、子どもになってもしっかり気味が悪い多彩な年齢層を演じ分けた ロリー・キニア

『流浪の月』より

顔だけが取り柄、モラハラDVクソ野郎 横浜流星

トップガン マーベリック』より

若造なんかに負けやしない!いくつになっても第一線を駆け抜ける鉄人 トム・クルーズ(これは演技賞以上に功労賞ですかね)

『さがす』より

曲者の父親&殺人鬼を相手に大立ち回りを繰り広げる小さな巨人 伊東蒼

『ちょっと思い出しただけ』より

あんなタクシー運転手がいたら良い 伊藤沙莉

『Coda あいのうた』より

本物の親子にしか見えなかったエミリア・ジョーンズ&トロイ・コッツアー

ここで特に触れておきたいので『NOPE/ノープ』のダニエル・カルーヤ。私、目力のある役者さんが好きなんですよね。セリフがないシーンでの心情や境遇の変化が如実に伝わりやすいのが目だと思ってます。

目力という観点で見ると先日最終回を迎えたドラマだと『エルピス 希望、あるいは災い』の眞栄田郷敦も非常に良かったです。お父さん譲りなのかな?あの目力。

ベスト予告編賞

『ミッションインポッシブル デッドリコニングPART1』

人気スパイ映画「ミッションインポッシブル」シリーズの最新作。トム・クルーズは来年も世間を湧かせることでしょう。

一体何回観たことか。予告編だけであんなにワクワクさせるなんて期待せずにはいられません。超人的な宙を舞うバイクスタント、『ミニミニ大作戦』(2003年公開)や『ボーン・アイデンティティー』(2002年公開)を彷彿させるカーチェイス、『キートンの大列車追跡』(1926年公開)へのオマージュっぽい列車アクション。何だか砂漠での戦闘やソードアクションもあるっぽい。

こんな盛りだくさんのアクションをセリフはほとんどなしの作りで魅せてくれます。最高、セリフとキャッチコピーを乱打する日本での予告映像とは根本的に作りが違うと思いました。

来年楽しみで賞(来年のベスト候補?)

毎年微妙だった作品を振り返る“俺のラジー賞”「う~ん…な作品賞」を今年は独立させましたので、その代わりじゃないですが、最後に個人的に楽しみにしている来年公開作品をピックアップ。もしかしたら来年のベストにも絡んできそうな強者の匂い漂う作品たちです。

なお、(原題)としているのがまだ日本での公開が明確に決まっていない作品。恐らく公開されると思うのですが、再来年になる可能性や劇場公開なしもありえますので。

いや、ちょっとね。現時点で多すぎる。また金が絞り取られてゆく運命にあります。

またリストには載せませんでしたが来年はゴジラの新作がありますね。山崎貴監督という事で恐らくCG/VFXによるゴジラという事になるでしょう。う~ん、どうなんだろ…。なるべくニュートラルな気持ちで作品に向かいたいのですが、特撮でやって欲しい気持ちは捨てられません。変にお涙頂戴演出とかもない事を願ってます。

また宮崎駿監督の新作君たちはどう生きるかもありますね。こちらはタイトルだけで原作をアニメ化するわけでは無さそうですので、私が求めているものとは異なる気がしています。果たしてどうなるか。

※追伸

「マッドマックス」シリーズのジョージ・ミラー監督の最新作「Three Thousand Years of Longing(原題)」の日本公開が2月に決まりました。邦題は『アラビアンナイト 3千年の願い』だそう。アラビアンナイト?汎用性の高い名前だな。

まとめ

以上、今年の締めくくりとなる2022年映画の諸々のベストでした。

ふぅ今年も何とか年内に挙げられました。去年と比べて投稿数は微減しましたがアクセス数もじわりじわりと伸びてるっぽいので、こんな感じで気ままに語りたくなったら吐き出すを繰り返そうと思います。

ということでこの辺でお開きです。ありがとうございました。