キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第182回:映画『THE KILLER/暗殺者』感想と考察

今回は現在公開中の映画『THE KILLER/暗殺者』を語っていこうと思います。毎度のことながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

同名Web漫画(ウェブトゥーンって言うんですか)を原作にした韓国産アクション映画。そう言えばNetflixの学園ゾンビドラマ『今、私たちの学校は…』もウェブトゥーン原作ですよね。これらかのトレンドかな?

かつて伝説の暗殺者として名を馳せたウィガン(チャン・ヒョク)は、引退後に不動産ビジネスで成功を修め金持ちライフを送っていた。そんなある日、妻が友人と長期の旅行に出かけることになり、その間友人の娘である女子高生(イ・ソヨン)の世話を頼まれる。軽く考えて引き受けたもののユジンが人身売買組織に誘拐された事で再び銃を手にする。

監督はチェ・ジェフン。私存じ上げていませんけど、主演のチャン・ヒョクとは『剣客』と(2020年公開)いう映画から二度目のタッグらしいですよ。こっちもシンプルなタイトルだな。で、この『剣客』には『ザ・レイド』(2011年公開)でお馴染みのジョー・タスリムも出てるらしいので、凄まじいソードファイトが観られるだろうなぁ、気になる。

直球ストレート勝負

本作、ドストレートなタイトル通り「ジョン・ウィック」シリーズや「イコライザー」シリーズ、そして2010年の『アジョシ』(劇中の会話に出てくるし)にも通ずる引退したおっさん舐めんな系映画。随分とやり尽くされたんじゃないかという内容でもこの系統がアクション映画で人気かつ撮り続けられている理由はその多種多様なアクションスタイルでしょう。ウィックさんは怒りの銃撃無双、マッコールさんは身近な物を武器とする機転の利いた格闘、そしてテシクさんは流麗で野蛮なナイフアクション。

では、今作はというと…これといった特徴はありません!しかし本当に引退した身か疑わしいレベルのキレキレモーション。格闘も射撃もお手の物、涼しい顔して敵を屠ります。ってかほぼ無傷っすよね?序盤の方で調子に乗った眼帯女がナイフでちょっぴり突いたただけで、本格的に敵とやり合うのシーンに入ってからは無傷。唯一の好敵手として登場するスペツナおじさんでも一矢報いる事が出来ませんでした。結構頑張ったんだけどね。

救出対象となる娘っ子JKはちょっとムカつくし、黒幕的な展開のシナリオには雑さを感じますが、こんぐらいのボリューム感の丁度良い直球ストレート勝負な映画でした。なんせ上映時間90分ぐらいのスタイリッシュさですからね。ちなみに今年公開予定の「ジョン・ウィック」シリーズの4作目は3時間近い上映時間だとか。それだとコッテリし過ぎな気もしるけど…はてさてどうなるか?

まとめ

以上が私の見解です。

最後に恒例の銃についてのお話し。主人公は『アジョシ』とお揃いのグロックを愛用。銃を提供してくれるおっさんに“H&Kも撃ってみろよ”なんて言われてましたね。それとm200のスナイパー組み立てシーンが面白かったですね。YouTubeかよw。m200といえば『ザ・シューター 極大射程』(2007年公開)のイメージ強いな。あんな頑張って組み立てたのに意外と使用シーン短いという。

ということでこの辺でお開きです。ありがとうございました。