キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第226回:『マッドマックス:フュリオサ』公開記念 凄いぞ!豪州映画の世界

ついに今年のビッグイベントである『マッドマックス:フュリオサ』の日本公開が5月31日に決定しました!その嬉しさに乗じて今回は前々から温めていた企画を放出しようと思います。

1979年に公開された記念すべき1作目『マッドマックス』と人気シリーズに押し上げた1981年公開の2作目『マッドマックス2』はオーストラリアで製作された映画。3作目からはハリウッドが携わる巨大シリーズとなりましたが、元はと言えばいわゆるB級、自主製作映画だったのです。

そんなシンデレラストーリーを体現した本シリーズを筆頭に、調べてみると気付いていないで観てる可能性があるほどオーストラリア産映画を色々発見しました。しかも関連しているのか分かりませんが、案外出身俳優も多くいる事も。そんな訳でオーストラリア映画の世界をちょっくら掘ってみようという事でございます。そこまで内容に触れる話は出ないかと思いますが、毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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↑内容と関係ありませんが桜の季節ですよ。この時期が一番好きかも。

多いぞ!出身スター

では、まずは出身スターについて触れていきましょう。

まず、言わずもがな「マッドマックス」でスターとなったメル・ギブソン。プライベートはなかなか大変な方ではありますが、「リーサル・ウェポン」シリーズへの出演や監督としても活躍する大スター。あれっ?リーサル・ウェポンって新作出るんでしたっけ?やるやる詐欺じゃなきゃ良いんだけど。それと監督作品として再び沖縄戦を扱うみたいな話もありましたよね?『ハクソー・リッジ』(2016年公開)は傑作でしたし、新作が早く観たいものです。

そして今回の『マッドマックス:フュリオサ』の敵役として出演しているクリス・ヘムズワースもオーストラリア出身の方です。「マイティ・ソー」シリーズや「タイラー・レイク」シリーズのイメージが強いので悪役というのが意外と新境地なのかなと思うところですが、バイカーギャングの親玉ですね。楽しみ。予告の「Ladies and Gentlemen~.Start your Engine!」の響きとか良いもの。

つまり弟のリアム・ヘムズワースも出身俳優さんとなるのは置いておいて、「マッドマックス」シリーズは故ヒュー・キース・バーンヴァーノン・ウェルズといったオーストラリア出身俳優に悪役を演じさせるのが定石なのでしょうか?でもティナ・ターナーは違うか。

マッドマックス関連から話は逸れますと、恐らく一番有名なのがヒュー・ジャックマンではないでしょうか?どうも今年復活するらしいウルヴァリン役や『グレイティスト・ショーマン』(2017年公開)で日本でも非常に人気のある方。そういえばとんねるずの番組、食わず嫌いに出てたのが記憶に残ってんな。筋肉を作るためにささみ肉食い過ぎて嫌いになったって言ってた。『チャッピー』(2015年公開)とか『イーグル・ジャンプ』(2016年公開)にも出てて良かったよ。

また直近作品でいえば去年『TRA/ター』で大暴れをしていたケイト・ブランシェットもそうです。『キャロル』(2015年公開)や『ナイトメア・アリー』(2021年公開)でも抜群の演技力を発揮していますが、地味に『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年公開)の敵役も印象深いのよね。

そんな中でも個人的にプッシュしたいのがテリーサ・パーマーです。昔ハマった時期がありましてね。『ウォーム・ボディーズ』(2013年公開)や『ライト/オフ』(2016年公開)は去ることながら『魔法使いの弟子』(2010年公開)とか『殺し屋チャーリーと6人の悪党』(2014年公開)みたいな普段ならチョイスしないであろうタイプの作品にまで手を出してたもの。『X-ミッション』(2015年公開)とかいう変な映画にも出てたなぁ。そんな中でも面白いのは先述『ハクソー・リッジ』、主人公が一目惚れしちゃう看護師さんの役でした。

その他マーゴット・ロビーエリック・バナ等も該当者。スター勢揃いの映画が間違いなく一本作れます。

パワフルだぞ!作品たち

それでは作品について触れていきましょう。

豪州映画の代表といっても過言ではない「マッドマックス」シリーズ。そんな「マッドマックス」の亜種的な作品が2014年公開の『奪還者』。舞台は世界経済が破綻して10年が経ったオーストラリアの荒野。誰も彼もが略奪や殺しに手を染めた世界で、愛車を強盗団に奪われた主人公がひたすらその強盗団を追うというサスペンス映画です主人公が車と暴力に取りつかれている様は、まさしくマックスと同じ境遇。怒りと喪失に身を任せ、破滅の道を進みます。なお、ガイ・ピアースロバート・パティンソンのダブル主演の作品なので、クリストファー・ノーラン作品好きは目の色を変えるのでは?っていうかガイ・ピアースもオーストラリア俳優なんですね。

そしてマッドマックスっぽいディストピアな要素とゾンビを掛け合わせた作品も存在。それが『ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ』。こんなタイトルが付いてますが、原題は「Wyrmwood」。2014年制作の映画なので2015年の「FuryRoad」の影響ではなさそう…滅茶苦茶な邦題や。しかし内容は侮るなかれ、ゾンビを操ったり、ゾンビの吐く息がガスなのか資源として利用出来るなんていうトンデモ設定が楽しいアイディア勝負な映画。ホームメイド感溢れる“お手製マッドマックス”な装備にも遊び心が感じられます。チープさは否めませんが、ゾンビとマッドマックスが好物の私にとっては満足な一品でした。ちなみにアクションマシマシになった続編の邦題は『ゾンビ・サステナブル(2021年公開)。ゾンビの世界にもSDGsの波ですか?...いい加減しろよ!w 中盤にある体操の吊り輪やってるみたいなシーンがバカっぽくて良いです。

シリーズものでいえば、『ウフル・クリーク/猟奇殺人谷』(2005年公開)&『ミック・テイラー/史上最強の追跡者』(2014年公開)のWolf Creekシリーズもあります。こちらもシリーズものとは分かりづらい邦題となっていますが、実際に起きた事件をベースに若い観光客たちが荒野の人間ハンター ミックさんに追われるというホラー。1作目の『ウルフ~』はドキュメントタッチなサイコスリラー仕立てになっていますが、次作の『ミック~』は次々と人が死んでいくスラッシャー映画と化しています。個人的には見世物感の強い2作目の方が面白かったですね。ゴア描写の気合の入り方やミックさんのぶっ飛び右翼思想といったキャラクターの面白味も増していて良かったです。ちなみに本国では3作目が今年公開予定っぽいです。3作も作られるのは人気の証ですね。これはハリウッドリメイクの可能性もありえなくない?ってか日本でも公開して頂戴。

ホラー繋がりでいくと去年日本で公開されたTALK TO ME トーク・トゥ・ミー』も該当作品。まぁ私はハマらなかったんですけどね。序盤の霊が憑依してトリップする描写のは良かったのですが、その後の展開が解せぬ。主人公の言動が腑に落ちず、久しぶりに映画館でイライラすることになりました。

そんな中で推したい作品がプリシラ(1994年公開)。オーストラリアの砂漠を舞台に3人のドラァグクイーンの珍道中を描いたロードムービー。オーストラリア中部にあるリゾート地でショーを行うべくおんぼろバスで旅へ…道中、差別や偏見に晒されながらも下ネタとめげない気持ちで突き進んでいきます。3人の凸凹アンサンブルが魅力的で観ていて元気が湧いてきます。そして衣装の気合の入りようが凄まじい。ビーチサンダルがぶら下がったドレスやマントなのか裾なのか何だかよく分からない無駄に長い布が風になびく服など奇抜でギラギラした衣装の数々。米国アカデミー賞で衣装デザイン賞を獲得してるようですが、そりゃそうだ。って言うかABBAのウ〇コって何だよw。そしてここでも登場『悪魔のいけにえ』でございます。

その他『二トラム NITRAM』(2021年公開)やナイチンゲール(2018年公開)、『アングスト/不安』(1983年公開)といった作品もあります。3作品とも未見ですが、あらすじを見る限りなかなかパワフルそう。近いうちに観てみよ。

↓以前に感想を書いた吞兵衛さん必見の荒野の千鳥足(1971年公開)もオーストラリア映画でした。

captaincinema.hatenablog.com

まとめ

以上、実は奥が深いオーストラリア映画の世界でした。

韓国やインドの映画旋風が昨今の日本ではありましたが、今度はきっとオーストラリアです。ここで挙げた作品以外にもパワフルかつちょっと変な愛すべき作品が沢山あるはず。流行を先取り…にはならないでしょうが、ご興味のある方はオーストラリア映画を掘ってみては?

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。