キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第53回:実は…観てない映画たちについて

今週のお題「告白します」

というお題を発見してたので、ちょっとそれに便乗して実は観た事がない映画につてをテーマに思うことをつらつら書いてみようと思います。

 

 

私の「観ていない映画」事情

どうでしょう。10年近くは「趣味:映画鑑賞」で生きていると思います。大学生の頃は年間200本以上は鑑賞してましたね。しかし、それでもまだまだ観ていない作品は沢山。その中にも人気作や名作と位置付けられている作品も含まれていたりします。私は、それらで思い当たる作品を手帳に何本かピックアップして書き出しているのです。(これも「告白します」の内に入りそうだな)

具体的にはこの辺の作品。

 

グーニーズ

『ゴースト/ニューヨークの幻

サウンド・オブ・ミュージック

風の谷のナウシカ

天空の城ラピュタ

 

他にも色々ありますが、多くの人が目にしているであろう作品で言えばこんなとこでしょうか。観たら斜線を入れて消すようにしていますが、ほとんど放置状態。一体何の為に書き出してるんだか…。

「観ていない映画」は時としてコミュニケーションの場に登場し、私の心をモヤモヤさせます。特にジブリ関連の作品。観てない作品があると口にすると、マジかよという反応をされることは結構あります。

また最近では私が映画好きだと知っている職場の先輩とこんな感じ会話をしました。

 

先輩:「最近もコロナに負けず映画館行ってる?」

ボク:「毎週末行っちゃってますね。」

先輩:「やっぱり流石だね。あっじゃ『鬼滅の刃』はもちろん。」

ボク:「それは観てないです。」

先輩:「そうなの⁉面白いのにぃー。何で映画好きなのに行かないの?」

ボク:「えっ、まぁ…それは…」

 

どう返したら良かったのか。映画が好きな人間は、人気の作品=必ず観ているという方程式が世の中に蔓延でもしてるのかもしれません。

「何で観てないの?」と聞かれたら「タイミングに恵まれなかった」とか「あまり興味がなくて」としか言いようがないんですがね。

 

なぜ「観ていない」が言いずらいのか?

以前に書店をぶらついていたら「いまさら観ないとは言えない映画」とサブタイトルの入った雑誌を見かけたこともあります。どういう趣旨の特集が組まれていたのかは内容を読んでいないので分かりませんが、何だかこういうノリというか風潮みたいのがあります。映画鑑賞においては他の媒体(書籍やアニメなど)以上に特出しているようにも感じてしまいます。どうしてでしょう?通ぶって鼻にかける人が多いのか、風潮を生み出すからくりが働いているのか。考えても答えは見つけようがないですが、確かな事が一つだけあります。それは「観ていない」ということは「まだその感動に出会っていない」ということです。

映画の感動は、初めて観た時の気持ちに勝るものはないと思っています。記憶を真っ新にすることなんて出来ないわけですから、一度しか味わうことの出来ない感覚。例えそれが“よく分からなかった”や“つまらない”という感覚であったとしても一回限りです。そんなプレミアムな時間をまだ使用していないということなのです。

なので私は「えっ?それぐらい観てないのかよ」という軽蔑ではなく「まだ観てないってことは、あの感動をこれから知る機会があるということかぁー」という羨望の気持ちを抱いてしまいます。

まぁもちろん最低ラインと言うか、観ていないにしても常識として知ってるレベルはあるとは思います。でないとコミュニケーションが成り立ちませんからね。

ということで、まだ観ぬ作品にすばらしき感動や出会いがあると信じて、これからも映画の海原を突き進んでいこうと気持ちを新たにしたところでお開きにします。これを読まれた方に良い映画との出会いがありますように!

ありがとうございました。