キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第119回:映画館へ愛を込めてPart9 東京の映画館野郎が大阪の映画館へ行った件

今回はちょっと視点を変えて。私、つい先日まで仕事の都合上約1ヶ月半大阪に滞在していました。長期出張と言われればまず衣食住に関する事を心配事として頭によぎるのが常人の思考回路でしょうが、まず私の頭に思い浮かんだのは「大阪って何処にどんな映画館があるんだ?」ということ。いや~我ながらキモい。そんな映画館にとり憑かれた狂人は滞在期間中に6つの映画館を訪ねましたので、今回はその際に感じた事やエピソードを色々語っていこうと思います。はっきり言って超絶個人的な雑記になると思います。つまりこれを面白がるのは私だけの想定なので悪しからず。

 

f:id:captaincinema:20220418232854j:image

大阪城どーん!後光が差しておる。

TOHOシネマズ梅田

大阪駅近くの東宝系(っていうか新大阪駅より大阪駅の方が栄えてるのね)。丁度「ドラえもん」と「Sing/シング」が公開していたからでしょうか。子連れの客が目立つ印象でした。東京の映画館だとドラえもんがやっていようが、コナンがやっていようがここまで子供の多いロビーは今までなかった気がします。大阪には映画が好きな子供が多いということか?ただ満席の会場がほとんどないのを鑑みると全体的に混んではいない様子でした。

もう一つ目に付いたのが売店。東京にあるTOHOシネマズの売店ってどこもかしもキャッシュレスのレジで1~2つある現金払いのレジに長蛇の列が出来ているイメージがあるんですが、ここはどのレジでも現金が使えるようになっていました。繫忙期間だから柔軟に対応していただけかもしれませんが、東京以上に現金主義者が多いのかとも思いました。まぁ私は売店、使わないんですけどね。

Warning!1戦目、独り言おじさん現る

さぁー1発目から迷惑客と相見えました。私も映画観ながら独り言を呟くタイプですけど、さすがに席が1つ空いた状態から聞こえるトーンでは言わないです。しかも独り言の内容が作品に登場する銃器の名前というまさかの私と同類だったので、一瞬自分の心の声かと思い“ついに俺も手に負えないレベルでイカれたか…”と焦りましたわ。おっさんが誤った銃器名を口にするまでマジで気付かなかった。私と同じベクトルを持つ仲間でしょうが、それは止めて下さい。

あと偏見かもしれませんが、つくづく大阪の方は会話声が軒並み大きく感じたので、独り言のボリュームも相対的に大きくなるかなと。勘弁してくれ~。

Warning!2戦目、バカップル現る

そして悪夢は続く。独り言ジジイにライフを削られた状態で2作品目に挑むと再び敵が。今回は感じ悪いカップル。男の方は上映中スマホの通知音を平気で鳴らして開くというマナーのマの字も知らない阿呆。しかも2回やるってマジかよ…。多分女が観たいと言ったから金魚のフンみたく付いて来ただけでしょう。本編終わった瞬間、即効退場してました。もしや携帯の連絡相手って別の女じゃね?そして女の方はエンクレジット中に、ひたすらスマホのライトを煌々と照らすという醜態ぶり。落し物をしたんでしょうけど場内が明るくなってから探すのが常識かと。普段だったら探すのを手伝うかもしれない心優しい聖人君主な私だけですが、これは相手にしてられません。一生探してろ!


なんばパークスシネマ

なんばパークスなるショッピングモールにある松竹系っぽいシネコン。朝イチの回を観るため9時ちょっと前に行ったらエレベーターに列。デパートとかショッピングモール併設の映画館だとあるあるな光景ですが割と久しぶり。こちらの映画館も子連れ客多めでした。朝だから空いてると思ったんですけどね。

で、こちらで鑑賞したのが『SING/シングネクストステージ』の吹き替え版だったので場内は家族連れがほとんどの割合を占めており、寧ろ野郎一人の方が異端分子。あぁこのアウェイ感、久々です。『トイストーリー4』以来かも。上映中に時々聞こえてくる子供たちの喋り声は嫌いじゃないです。子供が映画を観ながらお父さんお母さんに話かけているのは健全な親子関係が築かれている証拠でしょう。でもね、それをいい歳こいた連中同士でやっているのが見るに堪えないのよ。キッズたちよ、そんな恥ずかしい大人には成らず健康で文化的な映画好きに育っておくれ。


テアトル梅田

テアトル系のミニシアター。地下に入っていく映画館って好きなんすよね。落ち着く空間って感じがして。この日は雨だった事もありかなりガラガラ。客層はまぁ『ポゼッサー』なんていうR18指定の作品を観たので百戦錬磨な風体な人ばかり。そりゃそうだ。

あと興味深かったのが、スクリーン1のトイレ側の通路に様々な映画のチラシが集まったポスターが貼られていました。『トレイン・スポッティング』や『ディストラクション・ベイビー』が含まれていたような。この映画館で上映された話題作って感じでしょうかね。

ちなみに映画館の上にヴィレッジヴァンガードが入っているのを確認。あそこは地味にアメコミやSWだったりの映画グッズを置いてるんで隅には置けん。


109シネマ大阪EXPO

万博記念公園のお隣にある東急系。ガラス張りのおかげかかなり明るく開放的な映画館でした。ここで『アンビュランス』のIMAX上映があるなんてちょっと似つかわしくないわね。

ららぽーと併設ということもあってやはりここも子連れ客多し。子供が多いのは構わないんだけど、ロビーを駆け回るの子供の対処は何とかして欲しいですね。気持ちは分かるよ、俺だって映画館に来ると心の中がワクワクで爆走してますから。

そして恐らく大阪で唯一のIMAXレーザーで作品鑑賞。IMAXレーザーは新宿と池袋で経験済みですが、いつもより縦長に感じたのは気のせいでしょうか。一括りにIMAXレーザーと言っても各々大きさは異なるんでしょうかね。


梅田ブルク7

繁華街からは少し離れたビジネス街っぽいところに建つ東映系。バルトやらブルクやら。こちらは比較的人が少なくて良かったです。割とどの作品もチケット予約しなくても良い席が取れそうな感じ。でも『ナイトメア・アリー』は流石に少な過ぎた。私史上最少人数記録更新のたった3人!観に行ったの公開2週目でしたけど、えぇ…人気ないのか。

それとここの座席は椅子のドリンクホルダーが両サイドにない、というか肘掛けが座席一つ一つに設けられているのが新鮮でした。これなら肘掛け/ドリンクホルダー争奪戦を防ぐ効果がありそう。ただドリンクホルダーは右にしかないから左利きの人には優しくないと思いました。

ちなみに「ファンタビ」のファンって多いんですね。ロビーのデカいポスターの前で記念写真を撮る人がぎょうさん。あのナナフシみたいなキャラのぬいぐるみとセットで撮影してた人も居たし(あれはSNSにあげるね)。それに気づくまで撮影の邪魔になるポジションに立っててすいませんでした。吹き替え需要も高めなのか結構人が入っているようでした。おじいちゃんと孫と思われるコンビが入場して行く姿にほっこり。いいよね~そういうの。

Warning!3戦目、スマホ野郎再び

こちらの映画館には2回行ったのですが、2回目の際にスマホ開くマンと遭遇。またです。遭遇スパンが短いよ。もう目にするの疲れたので、その愛するスマホと共に心中して下さい。さようなら。


大阪ステーションシネマ

大阪駅直結の松竹系。映画館のすぐ傍が展望デッキの広場みたいになっているのが洒落てましたね。ただ眺めは再開発の工事現場なので決して良くはなかったですが、出来上がったら多少は良いかも。ここ以外にも大阪駅には随所に広場が設けられていたので、映画はしごの都合上カフェやレストランに入るほど余裕のない時間を潰す場合に便利な気がしました。

抜群の利便性からか大阪に乗り込んでから来た映画館の中では一番の賑わい。大阪の映画館ユーザー、ここに集結してましたか。そんな盛況なロビーで待機していると隣にいた2人組からハリーポッターについての会話が。そうそうこれですよ、映画館の良いとこ。ってか「ファンタビ」まだ観てないな、近いうちに行っときますか。

ちなみにこちらの映画館も2度行きましたが、奇遇にも2回とも同じ一番端にあるスクリーン12で鑑賞しました。なんか面白くない偶然。ちゃんと調べればよかった。

番外編

実際に映画を鑑賞するのに行ったわけではなく通り過ぎた映画館を2つほど紹介。

・シネ・リブール梅田

梅田スカイビルなる奇抜な形の高層ビルの中にあるミニシアター系の映画館。たまたま発見したので、丁度良い時間帯の作品があったら適当に観ようかと入り口で上映スケジュールを眺めましたが、既に鑑賞済だった『ちょっと思い出しただけ』しかなくて断念。いや~おかわりもアリだったんですけどね。って言うかなかなかのロングランじゃないですか。

・新世界国際劇場

通天閣を中心とした新世界の区画にある2番館。こちらは思わず写真をパシャリ。

f:id:captaincinema:20220418232722j:image

f:id:captaincinema:20220418232734j:image

うほー!まさかの昭和レトロが生き残っていた。文字のフォントと色味が好き過ぎるし、「二人のそろえば殺し合い〜」ってどういうこと?w。ここ最近の映画館ってどこも小奇麗ですし、私自身が世代ではないので逆に新鮮味のある外観でした。この写真見ると、今の時期はアメコミとスパイとリーアム・ニーソンの三重奏ですね。ミックスフライ定食ばりに欲張り。

ちなみにお隣には国際地下劇場なる成人映画館もありました。おぉ上野でしか見たことなかったけど、なんかノスタルジック。ポスターのあからさまな感じもそれはそれで良き。まぁチキンなんで入る勇気はなかったんですけど。

 

まとめ

以上、興奮と時々毒でお送りした映画館放浪記でした。観たい作品の兼ね合いでシネコンばかりになってミニシアター系列が攻められなかったのが心残りではありますが、大阪の映画館の大きな特徴して

・子供が多い

・座席予約戦争は緩やか

・ヤバい客とのマッチ率高め

の3点だと感じました。あくまで個人の見解なので異論は認めます。ということで現場からは以上。ありがとうございました。