キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第192回:映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』感想と考察

今回は現在公開中の映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』を語っていこうと思います。毎度のことながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

タカラトミーの玩具「トランスフォーマー」の実写映画化第7弾。前作『バンブルビー』(2018年公開)からの直接的な繋がりはなく、新シリーズのスタートです。ちなみにシリーズで一番好きなのは『トランスフォーマー/リベンジ』(2009年公開)です。ピラミッドに上るクソデカロボットをレールガンでぶっ飛ばすとかマジでイカれてて最高です。

サイバトロン星から地球にやって来て間もないオプティマスプライム率いる金属生命体“トランスフォーマー”。故郷の星に帰る為には地球の何処かに隠されているという時空を移動する事の出来るキーが必要だった。しかしそのキーは、あらゆる星を食べ尽くす惑星サイズの生命体ユニクロンとその手下であるスカージも狙っていた。キーを巡るプライムとスカージの争いに人間のノア(アンソニー・ラモス)とエレーナ(ドミニク・フィッシュバック)が意図せず巻き込まれていく。

監督はスティーブン・ケイプル・Jr。長編映画を手掛けるのがこれが3作目というキャリアの方。3作目にしてこんな一大フランチャイズを任されるのかと思いますが、2作目にあたる前作はなんと『クリード/炎の宿敵』(2019年公開)なわけですから大したものです。今後は様々な大作映画を受け持つ職人監督として定着していくかもしれませんね。

主演のアンソニー・ラモス。どっかで見たことあるなと思ったところ『イン・ザ・ハイツ』(2021年公開)でしたか。あんまり覚えてないなぁ…、コリー・ホーキンスが出てて嬉しくなったのは覚えてるぞ。

↓覚えてないと言って書き残してんだよなw

captaincinema.hatenablog.com

お久しぶりです

結論から言いますと「トランスフォーマー」シリーズ自体がお久しぶりではございますが、こんな感じの映画を観るのも久しぶりに感じるザ・夏休み映画でした。

ストーリー自体は地球崩壊の危機を防ぐためにとあるマクガフィンを追う大味アドベンチャー。“90年代にあんな近未来なスキャナーが博物館にあるか?”や “主人公、状況受け入れるの早いだろ?”とか “今回のオプティマス、脳筋かよ…”とツッコミたくなる箇所は沢山。それに今回のサブタイトルになってる「ビースト」と呼ばれる巨大動物型のトランスフォーマーが意外と脇役な感じもちょっとなぁ。ってかビーストの皆さん、あの大きさで動物に変形してもカモフラになってなくない?(これに関してはアニメシリーズを観るとその理由が分かるっぽいです)

とついつい色々言いたくなるんですけど、最後はちゃんとアガるんですよ。終盤のまさかの“トランスフォーム”にはびっくりですし、そこからの怒涛の団結ファイトに血が沸騰します。いやぁ~単純な人間よ。それにシリーズのお家芸ともいえる敵のオーバーキルシーンも健在です。両腕を切り落とした挙句に首から背骨にかけてを胴体から引っこ抜いたり、必要以上に鉄球で顔面を潰したり。モータルコンバットよろしく人間でやったら大変なゴア描写はマイケル・ベイ監督の精神が引き継がれている事の証です。時代のニーズやトレンドに合わせて変に作風を変える必要はありませんね。変わらない味をありがとう。

まとめ

以上が私の見解です。

何だか余計に『バンブルビー』が特異な作品になった気がしました。1~3作目にあった青春映画っぽい要素を高め、立派なジョブナイル映画に仕上がっていた『バンブルビー』。結構好きだったので続編を観てみたい気もしてたんですけどね。今作にはあまりジョブナイル感はありませんでした。ともあれ今作の続編があるとすれば、タカラ&ハズプロの一大ユニバース映画と化すので、それはそれで面白そうですが。

ちなみに今作で一番好きなキャラは、ミシェル・ヨーが声を担当していた鷲さんロボット。デカい!そしてビジュが爆イケ!口から炎を吐くのも良かったな。

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。