キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第14回:映画館へ愛を込めて Part3「俺流」映画館でのルーティン

先日、緊急事態宣言が全国に拡大したので全ての映画館が休館となってしまいました。そんな映画館への感謝とエールを込めた内容を今回も語ります。3回目は、映画館へ行った際に私がやっているルーティンをご紹介。「そんなことまでしなくても…」と思われる人も多いでしょうが、最高のコンディションで臨む為にもやって損はないことだと信じてます。もしも、これからお話することをやっている人が隣や前の席に居たら、それは多分私です。その時はよろしくお願いします。冷たい視線は送らないで下さい。

↓前回・前々回の内容はこちら

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↑写真は、今はなきTOHOシネマズ日劇。確かこの日は『ゴジラvsデストロイア』を見ました。

 

上映前

映画館には約20分前に到着する

これには何処へ行くにも「遅刻」が嫌いな性分が密接に関わってます。しかしそれ以外にも理由があります。

映画館は、まずポップコーンの匂いで充満し、映画を見るために集まった人々で賑わうロビーが待っています。ここへ入る瞬間、大抵心の中で「ただいま」と言ってます。我ながらキモいですね~。でもこのロビーの喧騒を体感するとテンションが上昇するのです。

また近日公開の作品をチラシやグッズを冷かすことも楽しみの一つです。ちなみにですが、置いてあるチラシでその映画館のカラーが把握出来ます。「大作ものばかり扱っているからターゲット層はファミリーか」とか「ここの映画館は扱ってる作品のバラエティーが豊富で映画ファンを取り込もうとしてるな」って感じです。まぁシネコンかミニシアターかであらかた予想はつきますがね。

だいたい劇場内には上映開始の10分前から入場することを考慮して20分前に到着することで、入場前の約10分間をロビーで楽しむのです。特に初めて行く映画館ともなると絶対にしたいので早めに到着するという訳です。

 

キジ撃ち・お花摘みは抜かりなく

行きたくなくても必ず寄っておかなくてはならない場所。それがトイレです。前々回に書いた通りですが、生理現象との戦いは相当シビア。上映途中に用を足すなんてもったえないです。かと言って漏洩事故を起こしたほうがよっぽど社会的屈辱です。そうならない為にも面倒くさがらず、保険をかけて置くことは大いに意義があります。

 

チケットホルダー&会場を眺める

 場内に入って席に就くとまず私が行うのは、チケットの管理。私、映画館のチケットはホルダーに入れてコレクションしています。鉄道オタクの人が駅の切符なんかをコレクションしているのと同じ境遇でしょう。(今、電子マネーばっかりになったから居るのかな?)いつ、どこの、どの席で見たのかが把握出来ます。何度も訪れている映画館の場合は「そういえばこの劇場に入ったな。この席、前にも座ったな。」という気づきがあって面白いのです。チケットは財布に入れていると折れてしまったり汚れたりするので、即座にフォルダーに入れてしまいます。

ただ問題が一つ。このチケットコレクションは、約5年前からやっています。そうなると4~5年前、いや印刷具合によっては3年前ぐらいのチッケトは段々と印字が薄くなり、何だかよく分からなくなっているのが出てきました。印字が消えないように保存する方法があったら知りたいものです。

チケットを入れ、過去のチケットを眺め終わると次に眺めるのは場内の観客です。映画館の魅力の一つとして「他人との時間の共有」であることは前々回にお話ししました。そんな魅力をより深く感じるために今回はどんな人達と作品を共有するのかということを確認しておきたくなるのです。大抵私は真ん中に座席を陣取るので、左右と後ろをサラッと見回して“今日は男臭いな”とか“今日は老若男女問わずだ”といったことを確認しています。

 

予告で目と耳を慣らす

映画が始まる前になぜ予告があるのか?勿論再度来てもらうための広報戦略ですが、観客にとっては目と耳を慣らす準備運動の意味もあると思ってます。

 劇場によってスクリーンの大きさが異なるのは、何度か訪れたことがある人ならお分かりでしょう。さらに音量にも違いがあったりします。(音質にこだわった上映方式となると尚更です。)

だから予告は、コンディションを整えるためにも結構ガチで見ます。“こういう映画が公開されるんだ”より“視覚と聴覚を敏感にするぞ”という気持ちです。本来は、なるべく予告は見たくない主義なので避けたいところですが、背に腹は代えられませんので。

 あっ。準備運動で思い出しましたが、TOHOシネマズに行くと必ずポイントカードのCMで「視野を広げる準備運動」がありますよね。あの親指をクルクルしてる人を探すのがちょっとした楽しみです。

↓「予告を見たくない主義」はこちらをチェック

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予告が終わったら…

 座り直す。深呼吸。時々首をひと回し。

以上

さながら、試合に臨むスポーツ選手ですw

 

上映中

食べ物&飲み物は極力入れない

映画館では、ポップコーンはマストアイテムと言う人もいるでしょう。確かにあの香ばしい匂いや味に魅了されるのは分かります。しかし私は買うことがありません。なぜなら食べている時間がないからです。

映画を見ることに集中すると、食べることや飲むことを忘れてしまいます。よって、ポップコーンを買ったところで食べ切るということがないのです。食べ切れないことを分かっていて、終わった後に破棄するなんてお金の無駄ですから。

でもこれと同じことは皆さんも子供の頃に経験あるはずです。それはテレビを見ることに集中して、夜ご飯を食べ進めないで親に怒られたこと。要するに私は映画を前にするとガキになるということですね。食べ切る人を見ていると物事が両立出来て凄いなと思います。

しかし例外として時間の関係で昼ご飯を食べそびれることがあります。空腹は鑑賞の妨げとなります。そんな時は、売店でホットドックやサンドウィッチなどお腹に溜まりそうなものを購入して、予告の間に食べ切ることを行います。これは味を楽しむ「食事」ではありません。空腹を抑えるための「作業」なのです。

 

感情は表に出す

 これは意識してやってる訳ではなく、ごく自然に出てしまうものですね。面白ければ笑う。感動したら泣く。衝撃的なシーンでは驚きの歓声を。映画館で静かにすることは鉄則ですが、だからって感情を鎖で繋ぐことはしなくて良いです。そんなんじゃ楽しめませんから。

ちなみに「感動したら泣く」と言いましたが、私は涙の出がいまいち悪い人間です。その割には背中にゾワッと鳥肌が立つ感覚と目頭が熱くなることは頻繁にあります。本当は思いっ切り泣きたいのに、どうやら私の心はそこまで成熟はしていないようです。悲しい。

 

エンドロールは余韻に浸る時間

news.livedoor.com

上の記事のあるように見ない派の人もいるんですね。そんなに居るようには思えないのですが、あまり私が気にしていないからでしょうか。まぁそれは置いといて、私がエンドロールで行うことは主に前半と後半に分かれます。前半は、監督や俳優の確認です。基本的にエンドロールの前半は、主要キャストの名前や監督・プロデューサーの名前がデカデカと表示されますよね。それを見て出演していた人を確認し、どんな人が関わっていたかを確認します。そして後半。スタッフロールに入ると情報量が格段に増えます。邦画ならまだしも洋画となると語学力乏しい私はついていけません。そこで行うのが、目を閉じ耳に意識を集中させることです。そうしてエンドロールの音楽を聴きながら、印象に残ったシーンを頭の中で反芻させるのです。これが、なかなか気持ちい。そんな余韻にガッツリ浸りながらエンドロールを過ごしています。

そして「見ない」派の人にお一つ忠告を。映画はエンドロールまでの時間が商品です。エンドロールを見ずに帰ってしまうという行為は、エンドロールの時間ぶん金銭的に損しているのです。だから、私から言わせてみれば映画が始まってから入ってくる人となんら変わりないと思ってしまうのです。どうしてもトイレというなら仕方ないし、つまらないと感じて怒りの退場というシチュエーションもあるでしょう。だから一概には否定が出来ませんが、なるべく見た方が良いと思います。もし退場時に混むのが嫌という人は、ある程度人がはけるまで席で待機するのも手立てだと思います。っていうかそもそも暗がりの中ゴソゴソ動いて、我先にと会場を後にするって何だかダサいですよね。

 

上映後

気に入った映画はパンフレットを入手

めちゃくちゃ感動して、個人的に気に入った作品はパンプレットを買うようにしています。パンプレットは俳優やスタッフがどんな気持ちで作品に挑んだかを細かく知ることで、作品をより一層好きになることが出来るからです。

 ただ金にセコい側面がある私は、買うのを渋ることもあります。で後になって「買っとけば…」と後悔。その最たる例が『マッド・マックス/怒りのデスロード』。中古で良いからどっかに売ってねーかな。

 

家に帰るまでが「映画鑑賞」

 皆さんも小学生の時なんかに言われたでしょう。「家に帰るまでが遠足」と。私はこれを映画館から帰る際に実践してます。ただ遠足の場合は家に帰るまで交通安全などに気を付けての意味でしょうから、かなり意味は違ってきます。

私は帰りの電車の中では、今回見た作品に出ていた俳優や監督の他作品のチェックをします。家路を歩く際には、頭の中で作品に対する考察や感想の整理を行ってます。家に帰るまで、いや家についても作品を楽しむというのが私の流儀なのです。

 

まとめ

 以上が私の「10の法則」です。こうして文字に起こしてみるとただの変態でした。友人などと行く時は、あまりしないようには心掛けています。しかし、どこまで制御されているかは謎です。

ともあれ、別に映画館じゃなくてもいいので皆さんもルーティンを作ってみてはどうでしょうか?

なかなか投げやりな閉め方ですが、ここら辺でお開きです。ありがとうございました。