キャプテン・シネマの奮闘記

映画についてを独断と偏見で語る超自己満足ブログです

第211回:2023年ベスト映画(前編)

ついにこの時がやって来ました。2023年の総決算、ベスト映画を決める運命の季節です。今年私が映画館で鑑賞したのは全95作品。全タイトルがこちらになります。

  • 非常宣言
  • ファミリア
  • SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
  • グッドバイ、バッドマガジンズ
  • ノースマン/導かれし復讐者
  • イニシェリン島の精霊
  • FALL フォール
  • バイオレント・ナイト
  • バビロン
  • コンパートメントNo.6
  • 別れる決心
  • アラビアンナイト三千年の願い
  • ボーンズアンドオール
  • 逆転のトライアングル
  • エンパイア・オブ・ライト
  • フェイブルマンズ
  • エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
  • ホーリー・トイレット
  • ひとりぼっちじゃない
  • シャザム! 神々の怒り
  • ベイビーわるきゅーれ2ベイビー
  • マッシブ・タレント
  • ベネデッタ
  • エスター ファースト・キル
  • オオカミ狩り
  • ザ・ホエール
  • AIR エア
  • 聖地には蜘蛛が巣を張る
  • ハロウィン THE END
  • ダークグラス
  • ヴィレッジ
  • レッド・ロケット
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3
  • EO イーオー
  • フリークスアウト
  • TAR ター
  • ソフト/クワイエット
  • after sun/アフターサン
  • クリード 過去の逆襲
  • 怪物
  • THE KILLER 暗殺者
  • スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース
  • ザ・フラッシュ
  • プー あくまのくまさん
  • To Leslie トゥ・レスリー
  • リバー、流れないでよ
  • マルセル 靴をはいた小さな貝
  • インディ・ジョーンズと運命のダイアル
  • Pearl パール
  • 君たちはどう生きるか
  • マッド・ハイジ
  • ヴァチカンのエクソシスト
  • ミッション:インポッシブル デッドレコニング Part1
  • イノセンツ
  • 神回
  • 658km、陽子の旅
  • バービー
  • クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
  • トランスフォーマー ビースト覚醒
  • 春に散る
  • 君は行く先を知らない
  • ステロイド・シティ
  • オオカミの家
  • グランツーリスモ
  • ジョン・ウィック:コンセクエンス
  • ミステリと言う勿れ
  • PIGGY ピギー
  • コカイン・ベア
  • イコライザー THE FINAL
  • ハント
  • キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
  • カンダハル 突破せよ
  • ザ・クリエイター 創造者
  • ロングショット(TIFF)
  • 開拓者たち(TIFF)
  • エクソシスト/信じる者(TIFF)
  • SISU/シス 不死身の男
  • ザ・キラー
  • ゴジラ-1.0
  • 愛にイナヅマ
  • こいびとのみつけかた
  • 正欲
  • デシベル
  • ロスト・フライト
  • ナポレオン
  • VORTEX ヴォルテックス
  • TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー
  • PERFECT DAYS


再上映作品

はい、今年もギリギリ100本には到達せず。ひゅ~(汗) 映画評論家の柳下さんかな?映画館鑑賞の100本の壁があるんだ的な話をしていたの。それを超えると歯止めの効かなくなるみたいな。この理論だと私ももう少しで領域展開に陥ってしまう…。

さて、それは置いといてこの中から感動と興奮に苛まれた10本を選出し傍若無人にランク付けをしていこうと思います。例年通り再上映作品はランキングからは除外。また東京国際映画祭(TIFF)で鑑賞した作品、『ロングショット』と『開拓者たち』も今後公開予定の可能性を鑑みて対象外とし、あくまで劇場で一般公開された新作のみを対象にします。毎度のことながら、ややネタバレ注意です。

↓去年の内容はこちら

captaincinema.hatenablog.com

f:id:captaincinema:20231227145144j:image

↑今年入手したパンフレットたち。どれも良いデザイン。

その前に

トップ10発表の前に再上映は含めないとはいえこちらの作品には触れて置かなくてはいけないと思いました。それが『食人族』。1980年公開の大問題作。こちらが4K無修正版というとんでもないバージョンで劇場公開となりました。私、初見だった事もあって途轍もない衝撃にブチのめされました。どう考えても倫理、道徳に反する描写の数々。しかし困った事にこれが滅茶苦茶面白い。好奇心を掻き立てる巧妙な構成と演出に脱帽です。登場キャラクター、映画の作り手、そして鑑賞者全てが野蛮で狂暴な人間に感じる背徳映画でした。きっとこんな映画が生まれる事は今後ないでしょうね。そう考えると奇跡ですし、それを映画館で観られたのは貴重な体験でした。

↓詳しくはこちら

captaincinema.hatenablog.com

第10位

それではランキングの発表にいきましょう、第10位は...

 

『PIGGY ピギー』

 

いじめっ子たちが拉致されるのを目撃した少女の最高じゃないスペイン産青春グラフティ。

自身を苦しめる加害者が転じて被害者となった姿を目撃したら人はどうするのか?というセンセーショナルなテーマの時点で良作確定。いじめへの断罪と同時にだからといって犯罪や暴力の黙認をしても良いのか?良心のグレーな部分を刺激してきます。

ただこれだけにとどまらないのがまた面白い。思春期ならではの鬱屈した思いやルッキズムとの格闘、さらにどす黒い欲望も。藤井風の『青春病』って曲に「青春はどどめ色」という歌詞が出てきますが、まさにそんな映画でした。決して綺麗じゃない青春、実はこういうのが心にクリーンヒットする人が多いのでは?少なくとも私はそうです。だって思い返せば綺麗な思い出ばかりじゃないはずですから…。

それとラストが超カッコイイ。今年のベストラストシーンかも。『悪魔のいけにえ』(1974年公開)よろしくな赤銅色の朝焼けに心ときめきます。

第9位

第9位は・・・

 

『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』

 

殺しを生業とする凄腕女子2人組による日常を描くアクションコメディ。前作観てないしぃ…という理由で観に行かない選択をしなくて良かった。ナイス俺!

恐らく現邦画界における最高レベルのアクションを堪能する事が出来ます。格闘、銃撃どれをとってもキレ味抜群。着ぐるみファイトとかいう面白アイディアなアクションも楽しいです。そんなアクションとは対照的な社会に馴染めず悪戦苦闘する2人をオフビートに描いた日常。シャープさとダウナーさでバランスを取った殺し屋映画なんてそうお目にかかれるものじゃないですね。

これがきっかけで阪元祐悟監督という今後追っていきたい監督ができました。恐らく本作を観てなければ2021年の前作を始め、『ある用務員』(2021年公開)や『最強殺し屋伝説国岡』(2019年公開)等々もチェックしていなかったでしょう。何ならU-NEXTに登録してたかどうかも怪しい。ありがとうベイわる!来年公開予定の新作も楽しみにしてます。

第8位

第8位は・・・

 

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』

 

#MeToo運動の火付けとなったハーベイ・ワインスタインの性的暴行問題を暴いた新聞記者を描いた社会派ドラマ。性加害に関しては今年日本でも旧ジャニーズ事務所の問題が明らかになり、多くの人が考えたのではないでしょうか。

映画そのものはアポとってインタビューしての繰り返しなので単調で地味なのですが、それが寧ろ映画全体を強靭なものにしておりジャーナリズム映画として素晴らし仕上りになっていたと思います。この単調で地味というのが昨今のメディアに必要ではないでしょうか?極論、ジャーナリズムにエンタメなんて要らないんですよ。政治や権力に対して常に監視の眼差しを向けていく、そして間違った方向に行った/行きそうなら修正をかけるよう促す。この繰り返しを地道にやってかなければならないと思います。今年は私人逮捕なんて言葉も出回りましたが、そんなに悪を糾弾したいならジャーナリストなれよ!暴力じゃなく公的な言葉で潰せ!そんなジャーナリズムはこうであって欲しいという私の願いも込みでランクインとしました。

それと主演の一人であるキャリー・マリガンが良い。先日観たブラッドリー・クーパー監督作『マエストロ 音楽と愛と』にも出演してましたが、やっぱりこの方上手いよね。感情を表に出したチャーミングな表情も出来れば、怒りや使命を内側に秘めさせた抑えめの表情も。諸々の感情を自由自在に操ってる感じがします。

第7位

ラッキーセブンですよ、第7位は・・・

 

『オオカミ狩り』

 

凶悪犯たちをフィリピンから韓国へ移送するための貨物船で巻き起こる凶悪犯vs警官vs怪物の三つ巴バトル映画。

本年度ベストスプラッタ映画であるのは間違いないでしょう。老若男女、美男も美女ももれなく血塗れと去年公開の『哭悲 TEH SADNESS』ばりにドバドバじゅるじゅる。個性的なキャラクターも多数(中でも一番は女刑事さんだな)登場するご機嫌な内容でした。

それに今の韓国映画が8~90年代のハリウッド大作らしいザ・エンタメ映画を積極的やろうとしていると感じさせました。本作で言えば『コン・エアー』(1997年公開)にユニバーサル・ソルジャーが殴り込んできた景気の良い映画でしたし、その他私が鑑賞した作品でいえば『ハント』や『非常宣言』、『デシベル』もスケール感がひと昔前のハリウッド的で、様々な作品を彷彿させるどれも楽しい映画でした。今一番ド直球のエンタメ映画が撮れるのは韓国なのかもしれませんね。いつからそうなったんだろう?

ちなみに今作での映画館体験もなかなか興味深かった。従来こんなバイオレンス作品に人ってそんなに集まらないと思うんです。しかしこの作品は違った。登場人物の一人 人殺し大好きなイケメンチンピラを演じたソ・イングクさんのファンの方々と思わしき女性陣で映画館は満席。それにこの映画について書いた回のアクセス数も結構伸びたようで。ほんと凄いっすよ推し活パワーは、日本経済の救世主は"完璧で究極のアイドル"なのかもしれません。

第6位

第6位は・・・

 

AIR エア』

 

バスケシューズにしてファッションアイテムとしても名高いエア・ジョーダン誕生を描くお仕事映画。

私、バスケについて全く存じ上げない弱者。今年は沖縄でバスケのW杯があったらしく(そもそもバスケにもW杯があったのか)、何だか日本も頑張ったっぽいですね。ボク八村塁しか知らんからなぁ…。かと言ってスニーカーが好きってわけでもないんですよ。足のサイズが微妙な人間なので、なかなか合う靴が見つからんしさぁ。

それでもこの映画は面白かった。業績が落ち込むナイキを立て直すため、まだ無名時代のマイケル・ジョーダンと契約を結んでシューズを作ろうという博打におっさんたちが奮闘。奮闘といっても基本電話。電話ばっかりしてるのに見入ってしまうのは俳優力に尽きるでしょう。マット・デイモンジェイソン・ベイトマンクリス・タッカー、そしてベン・アフレック。根拠のない情熱で突き進む姿を観ていると何だか“さぁ!頑張ろう~ぜぇ~♪”な気持ちになってきます。今年は『グランツーリスモ』や『カンダハル 突破せよ』のような、おっさんたちのアツきお仕事映画が豊作だった気がしますね。元気が出る映画ってこういう事ですよ。Just Do It!

第5位

ランキングも半分まできました、第5位は・・・

 

『別れる決心』

 

夫殺しの容疑を掛けられた女性と事件を追う男性刑事によるラブサスペンス。

先程の7位で韓国映画はハリウッド的エンタメやってんな と書きましたが、私の好きな監督パク・チャヌクは変わらずパク・チャヌクやってました。

とはいえ今回は他作品に比べるとケレン味たっぷりな作家性は落ち着いていたでしょうか?いやそんな事もないか。寧ろエロさに関しては磨きがかかっていたかもしれません。直接的な描写は封印、しかしそれがなくとも思わずドキッとしてしまうシーンは多かった印象です。だってさ、何で取り調べ室で2人が寿司食ってるだけでエロい画が撮れるのよwリップクリームの使い方もエグい。相変わらず視線や息づかいのやり取りにも色艶があり品のあるエロスが匂い立っていました。監督、やっぱエロいぜ!

と「エロい」ばっか言ってると変なアカウントから連絡が来そうなので、真面目な視点を。話の本筋自体は典型的なノワールタイプのサスペンス。しかし物語が進むにつれて容疑を疑われている女性視点の心情を入ってくるので、男性視点と女性視点が交差するちょっと変わったノワールものになっているとは思うんですね。こうした複雑怪奇なストーリーってのもチャヌク監督作品の面白さでもあると思いました。

第4位

第4位は・・・

 

『逆転のトライアングル』

 

階級社会やダイバーシティの矛盾を痛烈に皮肉る逆転に次ぐ逆転ブラックコメディ。

まるで昨今の多様性だの平等主義に中指を立てるかのような今年度ベスト意地悪映画。結局、安息地からギャーギャー申し立てたって仕方ない。いざ自分の置かれた社会的/経済的立場が揺らぎ、反転するような事があれば人はどうなるかを嘲笑う性格の悪さが滲み出ていて最高でした。映画だから許されるっていうか、こうしたアイロニーは文化芸術に必要な要素だと思います。これがカンヌでグランプリってのも加点ポイント。いや選考委員の皆さんどんな気持ちよw 

また今年、というより定期的にネットで話題になるデート代の奢り奢られにおけるある種のアンサー的な描写も面白かった。これ万国共通のモヤモヤなんですね。もう面倒くさいから、稼いでほうが払え!同じぐらいなら仲良く出し合え!以上!

第3位

ここからはトップ3。見事銅メダルに輝いたのは・・・

 

『首』

 

北野武が仕掛けるコント”本能寺の変”。

おふざけが強いコメディ映画は大半受け付けない私ですが、これはストレスなく面白く観られました。おふざけはおふざけでも合戦シーンや衣装/装飾がリッチに仕上がっているので、TVやネット動画の程度の低いバラエティっぽさを感じなかったからかもしれません。思えば9位の『ベイビー~』もコメディ映画でしたが、あれだってアクションの質が高いからチープさを感じずに気持ちが冷める事なく楽しめたんだと。

ともあれ私の中で冬眠していた戦国オタクの血が覚醒!よくある勇ましく美しい英雄伝ではないタカが外れた連中による血と泥の権力闘争が描かれていました。だって考えてみて下さいよ。敵国や主君と家臣で争うどころか親子兄弟でも家督を巡り殺し合う時代。一国の主に留まらず全国を権力下にしようなんて相当狂った人間じゃなきゃ出来な芸当でしょ。だからそこ、こういう戦国が観てみたかった。個人的な願望が叶いましたし、山崎の戦い以降の流れを描いた続編があってもええんやで。

ちなみに鑑賞したちょっと後に秀吉が大規模な花見をした事でも有名な京都の醍醐寺へ行きました。桜ではなく紅葉が見頃の時期でしたが、しっかり聞こえてきましたよ。「花見してぇんだ、バカヤロー!さっさと植えろよ!」の声が。

↓詳しくはこちら

captaincinema.hatenablog.com

第2位

お次は準優勝作品、堂々の銀メダルに輝いたのは・・・

 

『SISU/シス 不死身の男』

 

伝説の元軍人爺さんとナチスの戦車隊が爺さんの掘り当てた金塊を巡って争うフィンランド産バイオレンスアクション。

実は私、日本公開が決まる以前に偶然YouTubeで予告を見ておりまして、陰ながら公開を待ち望んでいた作品でした。昨今の舐めてたおっさんがヤバかった系痛快アクションなんだろうなぁと。そんな期待は思い切り超えてくる快作でした。

今年はこの舐めてたおっさんがヤバかった系映画は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(もはやその枠ではない?)や『イコライザーTHE FINAL』とありましたが、本作はどちらかといえば「マッドマックス」タイプ。っていうかやってる事が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年公開)というまさかのFR魂の継承作品だったのです。そりゃもうテンション爆上げですよ。7位に挙げた『オオカミ狩り』同様、無駄な贅肉が一切ないストイックな純エンタメ作品。こちらの方がよりストイックに絞っている印象を受けました。PascoのCMじゃないですけど”余計なものは入れない”の精神は非常に大事なのです。

この作品から得られる大事な精神はもう一つ。死なないと心に決める事、「決める」のが大事です。かの「元気があれば何でも出来る」と同じで死なないと決めれば何とかなるんです。世の中にはすぐ「死にたい」なんて口走る人も居ますが、死にたくなったら思い出しましょう。死なないSISU爺さんの事を。

↓詳しくはこちら

captaincinema.hatenablog.com

第1位

それでは第1位。2023年の玉座に鎮座す栄えある作品は・・・

 

 

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

 

イエ~イ!

2018年公開『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。この2018年の作品も革新的でしたが、今作はそれをも凌駕するもう本当に凄いもん目撃したっ!という衝撃。今後アニメーション映画の歴史を語る上で重要な作品になってもおかしくないのでは?

冒頭、グウェンとバルチャーのグッゲンハイム美術館での戦闘シーンの時点で腰抜かすかと思いました。キャラクターごとに絵のタッチや色彩がまったく異なる、しかもそれを疾走感マックスのハイスピード映像で魅せるという神作画。いちいち面白い色彩や動きがあるので、人間が1度観て処理が出来る脳のキャパを優に超えてきます。映像表現の限界値、そんな映像体験をさせて貰いましたし、まだまだ映画にも可能性があるように思えてなりません。

また映像表現だけが突き抜けているわけではなくストーリーも野心的でした。今まで描かれてきた「スパイダーマン」の固定観念を覆すかのような展開は激アツ。ラストの終わり方もズル過ぎる。映像や音楽といった技術面と物語やメッセージ性のバランスの良さといった点でも今年トップレベルの大傑作だったと思います。

完結編となる『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開が未定となってしまいましたが(何だか制作スタッフが相次ぎ“こんな熾烈な現場やってられっか!”と離脱したとか)、頑張って公開して欲しい。公開したら走って観に行くんでお願いします。

↓詳しくはこちら

captaincinema.hatenablog.com

まとめ

以上、全細胞おろか全DNAまで結集させて選び抜いた至極の10+1作品でした。マイベストにおいてアニメーション映画が1位となるのは史上初。珍しくコメディ系統の作品も複数入っており"SIN ZIDAI"の到来を予感させます。

その他『after sun/アフターサン』グランツーリスモ『バイオレント・ナイト』『イノセンツ』も大変素晴らしかったのですが、惜しくもランクインさせる事が出来ず。これらもオススメですから観てない人は観てね。

という事でいつも通り長尺なってきました。映画でも長尺はブーブー言われますし一旦お開きにします。後編では印象に残った役者やアクションシーン、そして個人的に頭を抱えた作品について言及します。それではありがとうございました。